#02LEVEL Architects

建築家との家づくりは、時に建て主の想像を超えて、キラッと光るようなサプライズをしてくれることがあります。

見ているとなんだか元気が湧いてくる。
そんな家や建物をつくってくれる設計事務所をご紹介します。

設計事務所の名前はLEVEL Architects。
中村さんと出原さんのユニットで、JR大井町駅から徒歩3分のところに事務所があります。
二人は以前、同じ設計事務所で働いていました。
ともに設計事務所を盛り上げた仲間であり、将来は独立を視野に考えていたお二人は、同年代ということもあってほとんど同じタイミングで転機を迎え、共同で自分たちの設計事務所を立ち上げることにしたそうです。

いままで数多くのさまざまなタイプの住宅を手がけてきたお二人。
そのデザインには幅と多様性がありながら、どことなく共通した雰囲気があります。

都内にいろいろな街がある中で、なぜ大井町に事務所を開いたのか、まずは聞いてみました。

中村
最初は渋谷に出そうとしていたんですが、広さのわりにとても高くて。どうしようかと思っているときに、不動産屋が紹介してくれたのが、大井町にあるこの事務所でした。
出原
値段が手頃なわりに、駅からとても近く、場所が良かったんです。意外といいかも、くらいで決めたんですけど(笑)。

それが今では、もし新しい事務所を開くならやっぱり大井町がいい、と思うほど魅力を感じているのだとか。

中村
お客様のエリアで言うと、たとえば東急大井町線沿線の方が多いです。

大井町線は、品川・大田・目黒・世田谷の各区の住宅密集地を走っており、東横線と接続する自由が丘や、田園都市線と接続する二子玉川駅周辺は「住みたい街ランキング」の上位に顔を出すこともあるほどの人気があるエリアです。

出原
それから、僕がもともと横浜出身ということもあって、横浜にも事務所を持っているので、大井町から横浜にかけてのエリアも多いです。

大井町から横浜にかけて、JR京浜東北線、JR横須賀線、京浜急行線と、さまざまな路線が走っています。ちなみに大井町には、埼京線に直通運転するりんかい線も停まるということも忘れてはいけません。

中村
高速もすぐそばを走っているので、車でも移動しやすいですし。

お、おそるべし大井町・・・。

中村
そして、食べ物が美味しいお店が多い(笑)。ラーメン屋はもちろん!気軽にランチに行けるフレンチのお店だってあります。

それはもう・・・離れられません!
ちなみに食べ物は何がお好きなんでしょう?

中村
昼は圧倒的にラーメンですね。あとは個人的に、夜は和食かな。
出原
僕は子供の頃から変わらず、ハンバーグです。そろそろ違うものを言いたいんですけど、変わらないんですよね(笑)。チーズが乗っかっているのではなく、和風ハンバーグで。
中村
そういえば、よく頼んでるよね(笑)。

お休みの日は、どんな風に過ごされていますか?

中村
最近はゴルフが好きで、二人で行くこともあるよね。広いグリーンの上でプレーすると、すごく良い気分転換になります。ありがたいことに、お客様、それから仲良くなった工務店さんや職人さんから、ゴルフにお誘い頂くこともあります。
出原
ぼけっとしてる時間もほしいかな(笑)。

ふだん都心で住宅設計に没頭し、忙しいからこそ、お昼ご飯を楽しんだり、休みの日は自然の中で体を動かしたり、何もしないでただゆっくりと過ごしたり。
オンとオフとで、お二人がメリハリを大事にしていることが伝わってきます。

そういえば、お二人がつくりだす空間にもメリハリがあります。
それが気持ちの良いリズムのように伝わって、見る人に楽しさを与え、そこで暮らす人に活力をもたらしてくれるのかもしれません。

中村
僕らは必ず二人で一つの案件を計画します。その後お客様の問合せ窓口や相性などをみて、設計のある段階からどちらかがメインで、一方がサポートという感じで役割を変えていきます。
出原
一人で案を考えていると、偏ってしまったり行きづまってしまったりすることがあるんですが、そんなときにもう一方が客観的な意見をズバッと言ったりすると、良い方向へ軌道修正できたりしますね。

二人で一つの案件に取り組むことで、お客様のさまざまな要望を受け入れることができ、またバランスのとれた提案ができる。そしてその結果として、デザインに幅が出てくるということでしょうか。

出原
僕たちの持つテイストとは全く違う好みのお客様と家づくりをしたことがあったのですが、逆にそれがLEVELのやるべきことをきちんとつかむきっかけを与えてくれました。インテリアや素材ではなく、空間の作り方や考え方に自分たちの提案をしていこう、という。
中村
建築家としての姿勢についても、お客様に教えられた出来事がありました。そのお客様は子育てを終えられたご年配の方で、最初のヒアリングで頂いたご要望のなかに、自分達はそうしないほうが良いのではと思ったものがあったのですが、お客様の言う通りそのままプランに描いたんです。そしたら「これは駄目でしょ」と、お客様にご指摘を受けました。これは、新しい展開だ…と思いました(笑)。
出原
建築家なんだから、自分が良いと思うものを提案してこないと駄目だよ、と言われました。そのお客様のおかげで、建築家としてお客様にベストな提案をするためには、自分たちの信じていることを一度は伝えなくてはいけない、ということに気づきました。

お二人に設計を依頼するお客様たちも、最初はLEVELの持ち味に魅かれて来たのでしょうが、結果としてお客様たちが今のお二人を作り上げているようですね。

中村
いろんな方からご相談を頂きますが、僕たちのところに依頼をしてくれるお客様は、多趣味な方というのが多い。例えば、家の中にすべり台があったりとか、スケートボードの出来る趣味空間があったりとか。そりゃ、そんなのやったことないですよ(笑)。でも、何とか実現させてあげたいと思って設計に挑みます。

誰もやったことのないようなデザインも、お客様の要望を最大限に実現しようとした結果生まれたもので、プロセスそのものは一般的な要望の案件と何も変わらないのだと言えそうです。

中村
どんな案件も、最終的にお客様の要望が実現できたときは、僕たちも嬉しいです。
出原
それから、建ったあと何年か暮らしているお客様からは、実際に住んでみなければ気づかないような細かい部分やメンテナンスのことについて、いつも教えられています。本当にお客様に育てられることばかりですよ。

これから建築家との家づくりを考えているお客様へ、メッセージがあれば、どうぞ。

出原
建築家には自分のスタイルをとことん貫く方もいらっしゃると思いますが、やはり住宅は最終的にお施主様のためのものと考えているので、コミュニケーションを最も大切にしています。お客様には、実現したい生活、夢、教育方針など一旦すべてのご要望を話していただいて、僕らなりのベストな回答が出せるように心がけています。

設計前でも、建てた後も、お客様とのコミュニケーションの中に、建て主さんたちを喜ばせるサプライズのヒントがあるということですね。

最後に、LEVEL Architectsスタッフさん皆さんを交えて記念撮影。

今回のインタビューはLEVEL Architectsさんでした。
中村さん、出原さん、LEVEL Architectsスタッフの皆様、ありがとうございました。