5分で分かる家づくり費用の目安 30項目

135.png

家づくりでは坪単価ではなく、総額の費用を把握しましょう。

家づくりの総額を、早期に正しく把握できるかどうかで、
後々大きな差となります。

総額の費用は、土地購入費+本体工事費+別途工事費+諸費用を合計して算出します。
「坪単価○○万円の家づくり」というキャッチコピーをよく目にしますが、通常この坪単価には別途工事費と諸費用が含まれていません。坪単価だけにとらわれて資金計画をしてしまうと、別途工事費と諸費用が後々足りなくなってしまうという事が起こってきます。

本体工事費は、総額の70〜80%程度で、別途工事費+諸費用で20〜30%程度となります。総額の費用を把握しようといざ調べてみると、項目がとても多い事に気づくと思います。算定基準は色々な書籍等に情報が有ります。しかし、具体的にいくらかかるのかは個々の条件で異なる為、算出例がなかなか有りません。

把握するのが難しい家づくりの費用。実は見落としていた項目によって、後々取り返しのつかない事態になる事だけは避けなければなりません。

そこで今日は、『5分で分かる家づくり費用の目安 30項目』をご紹介します。

一般的な算定基準だけでなく、ケーススタディとして大まかな費用の目安をご説明します。どの位の費用を、事前に見込んでおけば良いか分かる様になっています。

以下の30項目を頭に置いて、家づくりをスタートしてみて下さい。忘れそうな方は、住宅会社と面談する前などにご覧ください。必ずお役に立てる事を約束します。

※家づくりの費用は条件によって大きく異なりますので、以下の条件で解説していきます。

<設定条件>
・土地面積100㎡、建物延床面積100㎡、木造2階建て住宅を建設。
・土地2,000万円、建物3,000万円(税込)で土地・建物でローンを組む。
・固定資産税評価額を取引価格の60%…土地1,200万円、建物1,800万円。
・土地は古屋有り引渡し(ガス、水道管引込済)
・床面積20坪の木造古屋の解体を必要とする。
・地盤調査方法:スウェーデン式サウンディング試験とする。
・地盤調査の結果、深さ2mまでの表層改良を必要とする。
・建築家に設計を依頼(設計事務所への設計監理料が発生)
・エアコン工事費、照明を本体工事費に含む。
・外構工事、カーテン、家具、祭典費(地鎮祭、上棟式)を別途とする。
・ローン保証料は一括支払いとして計算。

【5分で分かる家づくり費用の目安 30項目】

1 土地仲介手数料:70万円程度
土地を購入する際に、不動産会社に支払う仲介手数料です。取引価格400万円超の場合の仲介手数料の上限は宅建業法で、土地価格2,000万円×3.15%+6万円と定められています。

2 登録免許税(所有権移転登記):3万円程度
土地購入時にかかる費用です。固定資産税評価額×0.002となっています。

3 登録免許税(所有権保存登記):6万円程度
竣工後にかかる費用です。固定資産税評価額×0.004となっています。

4 登録免許税(抵当権設定登記):2万円程度
住宅ローンを組む場合、竣工後にかかる費用です。固定資産税評価額×0.001となっています。

5 司法書士への報酬:10万円程度
土地の所有権移転登記、建物の所有権保存登記、抵当権設定登記は司法書士に依頼します。平均的な報酬額相場は8万円〜20万円程度です。

6 土地家屋調査士への報酬:10万円程度
建物滅失登記、建物表示登記を土地家屋調査士に依頼します。平均的な報酬額相場は滅失登記に2〜3万円、表示登記が5万円程度です。

7 印紙税(所有権移転登記(土地)):2万円程度
契約金額によって税額が決まっています。金額1,000万円超 5,000万円以下の場合は2万円です。

8 印紙税(住宅ローン):2万円程度
契約金額によって税額が決まっています。金額1,000万円超 5,000万円以下の場合は2万円です。

9  固定資産税(土地):17万円程度
固定資産税評価額の1.4%、毎年課税されます。今回は初年度分のみ費用としてみています。

10 固定資産税(建物):25万円程度
固定資産税評価額の1.4%、毎年課税されます。今回は初年度分のみ費用としてみています。

11 都市計画税(土地):4万円程度
固定資産税評価額の0.3%、毎年課税されます。今回は初年度分のみ費用としてみています。

12 都市計画税(建物):6万円程度
固定資産税評価額の0.3%、毎年課税されます。今回は初年度分のみ費用としてみています。

13 不動産取得税(土地):0円(※基礎控除により)
土地建物共に、(固定資産税評価額-1,200万円)×3%です。※この税額は平成27年3月31日までに不動産を取得した場合となります。

14 不動産取得税(建物):18万円程度
土地建物共に、(固定資産税評価額-1,200万円)×3%です。※この税額は平成27年3月31日までに不動産を取得した場合となります。

15 住宅ローン事務手数料:5万円程度
平均的な事務手数料は3万円〜5万円程度です。

16 住宅ローン保証料:100万円程度
平均的な保証料は5000万円の借入額の場合、50万円〜150万円となっています。大きな額となり、金融機関によって差が有りますので注意が必要です。借入時一括払いと金利上乗せの2つの支払方法が有ります。今回は一括払いした場合を想定しています。

17 建物解体費用:80万円程度
大きな額となるので、注意が必要な項目です。地域によって相場が異なりますが、東京都の場合、木造4万円/坪、鉄骨造5万円/坪、鉄筋コンクリート造6万円/坪程度です。

18 設計監理料:300万円程度
工事費の10%で試算しています。建築家に依頼した場合の平均的な設計監理料の相場は工事費の8〜15%程度となっています。延べ床面積が算定根拠になるケース等もあるので、詳細は個々の設計事務所にお問い合わせください。

19 確認申請手数料:20万円程度
申請料と設計事務所への報酬を合わせた金額です。申請料は1.5万円前後です。木造住宅2階建て100㎡とした場合、平均的な報酬相場は15〜30万円程度となっています。

20 構造設計料:30万円程度
木造住宅2階建て100㎡とした場合、平均的な相場は20万円〜40万円程度となっています。建物形状が複雑な場合等は、別途金額が必要となる場合が有ります。

21 現況測量費:10万円程度
100㎡の土地とした場合、平均的な相場は5〜15万円程度となっています。

22 地盤調査費:5万円程度
100㎡の土地とした場合、平均的な相場は5万円程度(スウェーデン式サウンディング)です。

23 地盤改良費:60万円程度
地盤改良方法によって大きく異なるので、注意が必要です。2m以内の表層改良とした場合、平均的な相場は3万円/坪です。

24 完了検査手数料:1万円程度
自治体により差が有りますが、100㎡前後の住宅で1万円程度です。

25 外構工事費:60万円程度
工事内容によって大きく異なるので、注意が必要です。100㎡の敷地で、特に大きな擁壁を新設したりしない場合の目安として、50〜100万円程度見ておけば安全です。

26 引越し費用:10万円程度
新築の場合、引越し費用に余裕をみておく必要があります。

27 地鎮祭費用:5万円程度
祭典費は初穂料(玉串)、神主の車代、地鎮祭、供え物(酒や魚など)を含めた金額となります。

28 上棟式費用:10万円程度
祭典費は初穂料(玉串)、神主の車代、地鎮祭、供え物(酒や魚など)を含めた金額となります。

29 火災保険料:100万円程度
火災保険料にはM構造、T構造、H構造という3つの等級に応じた設定金額があり、H構造が最も割高となっています。上記は建物保険金額3,000万円、35年を一括払いにした場合のH構造の火災保険料の目安です。

30 カーテン、家具費用:100万円程度
新築すると、色々と新しく揃えたくなります。初めの資金計画時に100万円程度は見ておくのが、安全といえます。

【最後に:家づくりの総額を把握しましょう】

冒頭でもお話しましたが、
家づくりでは坪単価ではなく、総額の費用を把握しましょう。

今回試算した30項目を全て合計すると、1,071万円となりました(土地2,000万円、建物3,000万円の設定)。今回のケースでは、別途費用・諸経費の項目を比較的多くしていますが、いかに大きな額になるかという事がお分かり頂けたかと思います。建物のみの計画の場合でも、本体工事費以外に2〜3割の別途項目費用(別途工事費+諸費用)が掛かります。

計画される際に、まずはどのような費用が必要になってくるかを把握しましょう。繰り返しとなりますが、家づくりで大事なのは坪単価ではなく総額の費用です。今回ご紹介した費用の目安を是非参考にしてみて下さい。無理のない資金計画に、必ずお役に立てる事を約束します。

SEA’S建築家と建てる木の家 top

タグ: