‘社内のこと’ カテゴリーのアーカイブ

ブログ 綿業会館へ行って来ました -耐震住宅100%-

2015 年 9 月 9 日 水曜日

NCNグループが主催する耐震住宅100%キャンペーン。

先日、協賛していただいている全国の登録工務店や各協力業者のみなさんが集まる

第2回目の大会が、大阪の綿業会館で行われました。

綿業会館は昭和6年に建てられ、開館後は、国際会議の場としても多く使用された

日本綿業倶楽部の建物です。

※設計は渡辺節、ヘッドドラフトマンは村野藤吾

梅田の駅から、御堂筋線に乗って、天王寺方面へ2駅め、本町。

そこから5分ほど歩いたところに綿業会館はあります。

大阪のこのあたり一帯は

京都の平安京や平城京と同じように碁盤の目のようになっていて

南北に走る道路を「筋」、

東西に走る道路を「通り」と呼んでいます。

綿業会館があるのは、

三休橋筋と備後町通りが交差するところで

洋風のビルディングとガス灯を模した街灯が建ち並びます。

落ち着いた国際的なその雰囲気は、

懐かしく心地良く、

それでいてシャキッと背筋を伸ばしてくれるような時代を想像させてくれるのでした。

綿業会館、正面。

綿業会館の向かい側。店名のアルファベットが、雰囲気に一役買っています。

石造りの壁、アイアン製の装飾扉の向こう側に

ほの明るくエントランスホールを照らすシャンデリアが。

1Fホール。

シャンデリアの光に焦点をあてると

繊細なシャンデリアのかたちが見て取れるのが分かるでしょうか。

前回の耐震住宅100%の大会が行われたのは

目白の自由学園明日館。設計はフランク・ロイド・ライト。

綿業会館も、明日館も、どちらも同じく人に使われ

長い時間を経て、その存在感を増していった建築物です。

住宅も、美しく、強く、永く愛されて味わいを増すことができるよう

建築の技術や生活の習慣が、日本にもっと増えていくと良いですね。

NCN -New Constructor’s Network-
耐震住宅100%

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ブログ オオカワ建築設計室の個展を見に、Perry Houseへ行ってきました。

2015 年 3 月 13 日 金曜日

先日、オオカワ建築設計室を主宰する女性建築家の大川さんの個展を見に、

神宮前にある小さな木造商業施設 Perry Houseへ行ってきました。


Perry House 通りから。

Perry Houseは、若いクリエイターが大きな夢を育み文化を発信してきた表参道という場所で、

次世代のクリエイターや企業家に手頃な賃料でスペースを提供する―

という、なんとも素敵な主旨で計画された木造SE構法による施設建築です。

大川さんはこのPerry Houseを企画・設計したグループの一人なのですが、

なにやら今回の個展は、自身で設計した空間で行うけれども、建築のハードの話はしない、とのこと。

いったい、どんな展示会なのでしょう・・・?

原宿の駅で降りると、

ゆるやかな傾斜のついた表参道沿いに

葉を落としたけやき並木が、青山方面へまっすぐ続いている景色が広がっていました。

冬だなあ

と思いつつ、表参道から一本脇道へ。

神宮前のエリアを少し歩くと、見えてきました、小さな白い家の群れ。Perry Houseです。

この一角が貸しギャラリーになっています。

中をのぞいてみると、

「こんにちは。」

珈琲の良い香りとともに、大川さんご本人が迎えてくれたのでした。


Perry House 中の様子。
お、やってますね~。

そこに住んでいるという設定の「誰か」を想像させてくれるような、

ドラマのセットのような内部です。

実は、こちらのオーナーさん、もともとプロの書斎コーディネーターなのだそうです。

白い壁のところどころに、

なにやら大きいカルタのようなものが。


オオカワ建築設計室の大川さん。

カルタには、短い文と、大川さんにそっくりなイラストが描かれていました。

「これは、わたしがお客さんと家づくりをしているとき、それから設計の仕事を通して

なにげなく心の中でつぶやいた言葉です(笑)。」

なるほどー、たしかになにげない場面にこそ、その人のキャラクターや、価値観が出てくるものなのかもしれませんね。

「そしてイラストを描いてくれたのは、

「はじめて家を建てました!」の作者である、まんが家のあべかよこさんなんですよ。」

お二人は一緒に仕事をする機会があって知り合ったそうなんですが、

あるときお互いの仕事について話していたら

そのプロセスが、とても似ていることに気づいて、意気投合したのだそうです。

ちなみにあべかよこさんは、

難しい内容をまんがにしてわかりやすく伝える、というタイプのまんがを手がけていらっしゃいます。

「お客さんのイメージしているものをつかむためのヒアリングの仕方とか、

つまりこういうことじゃないですか、とかたちに表現して見せるところとかが、

全然違う職業なのに、とっても似ていて、お互いびっくりしたんです。

それが縁で、今回の個展も、コラボレーションしてくれることになりました。」

そのお話を聞いたとき、

建築家の大川さんが、あえて建築を展示するのではなく、

ふだんのつぶやきや、珈琲を飲みながら会話を楽しむという、

個展ともコミュニティスペースとも言える、この個展を開いた理由がストンと分かったのです。

よく、

「仕事はなにをやるかではなくて、誰とやるか」

と言いますが、

誰かとものをつくるということも、

きっとまったく同じことが言えるのではないでしょうか。

つまり、価値観の共有・・・

価値観にはかたちがないのだけれども、

できたものには価値観が映るんですよねー・・・

帰り道、表参道駅までを歩きながら

そんなことを考えていたのでした。

おみえ展2015 facebookはこちら
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ブログ 本屋で、見かけました。

2015 年 2 月 3 日 火曜日

先日、外出先から事務所へ帰る途中のこと。

事務所のある品川駅で下車したあと、構内の本屋に立ち寄りました。

最近発売された雑誌「住まいの設計」に、

レベルアーキテクツの手掛けた住宅事例が掲載されていると聞いたからです。


表紙をかざっていたのが、レベルアーキテクツの中村さん、出原さんが設計した住宅。

そしてさらなる驚きが。

ページをめくっていくと、なんか見たことがある・・・?

と思い当たる写真が目に飛び込んできたのです。

そこには、隣接した公園、庭、家が一体となった、豊かな住空間を持つ

大阪府のある住宅が紹介されていました。

設計は、建築家の彦根明さん。

彦根さんの主宰されている彦根建築設計事務所は、

SE構法をとても良く採用して下さっている建築設計事務所のひとつです。

わたしが見たことあるな、と感じたのも

実はこの住宅も、SE構法を採用していて

構造責任者のM氏が構造を担当したという経緯があり

竣工した時の写真を見せてもらっていたからなのでした。

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ブログ 冬のまちかど建築家展、終了。

2015 年 1 月 27 日 火曜日

空気は冷えて澄み、息を吐けばメガネが白く曇る今日この頃。

ついに冬も本場になってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

先週1/17(土)、18(日)の2日間にわたって、

まちかど建築家展を代官山で開催しました。

会場は、前回と同じくヒルサイドテラス。

ヒルサイドテラスは、朝倉家の依頼により、建築家の槇文彦氏が手がけた

旧山手通り沿いの細長い敷地に建つ、レストランや店舗、ギャラリーをそなえた複合施設です。

寒さのせいもあってか、当日は通りがかりのお客さんの数は少なかったのですが

来場されたお客様は、家についてなんらかの目的があって来てくれた方が多かったと思います。

「家について検討し始めた」とか

「相談しているところだけど、提案してもらった内容がいまいちピンとこなくて」とか

「実は最近家を建てたばかりなんだけど、そのプロセスがとても楽しかったから、今度はもっと良い家を建てようと思って」などなど。

前回から展示内容をSE構法を中心にシフトして、企画の主旨をしぼりこんでみています。

在来工法とSE構法のちがいを一目で比較できるよう

空間模型で表現したり、

ショートストーリーのスライドを上映するコーナーをつくったり。

また、写真のように原寸大の躯体サンプルを設置しました。

今回はさらに、SE構法と建築家についてわかりやすく伝えられるよう

フライヤーの内容や、会場でもSEA’Sが出展者のひとつとしてガイドしたりと

集客や運営にもそのカラーを少し出してみました。

それから、SEA’Sのサービスを簡単に説明したリーフレットができました。

こういうリーフレットのような、不特定多数の方に伝えるものをつくることで

ふだんの仕事やお付き合いしている設計事務所を

一歩引いて、客観的に見る機会になりました。

寒く乾燥しているこの時期、

巷ではインフルエンザやノロウィルスが流行っているようです。

ちなみにわが社でも、年末年始ばたばたと負傷者が出ました。

くれぐれも油断して寝込むことなく、春を迎えたいものですね。

「太陽と光を感じる家」の配筋検査に行ってきました

2014 年 10 月 27 日 月曜日

設計事務所アーキプレイスの石井さんから

田園調布で進行中のプロジェクトの配筋検査に立ち会ってほしい、と電話があったのは

先週の半ばのことでした。

構造スタッフの一人が電話を受けたのですが、

彼女は建築構造設計者としてのキャリアはあるものの

まだ入社して日が浅く、石井さんとも面識がありませんでした。

かくいうわたしも、住宅の施工現場の実際をあまりよくわかっていなかったので

これは良い機会、と、急遽同行することにしました。

敷地は広さ約40坪で少し段差があり、ちょうど配筋を組み終わったタイミングでした。

配筋検査のようす。
このプロジェクトでかなめの役割となる、設計者(右)・施工者(中)・構造設計者(左)の3人で確認中。

職人さんが、ひとつひとつの鉄筋を組んでいるところ。
建築現場は、それぞれの工程の職人さんの腕があってこそ動いてゆきます。

今回構造設計を担当したNDNが配筋検査に立ち会ったのは

この住宅が、最下階RC造、上階が木造SE構法と、

二つ以上の構造で構成された「混構造」の建物だったからです。

家は、そこで暮らす人びとにとっては、きちんと建って、しっかり丈夫であることが、あたりまえであってほしいもの。

でも実は、そのあたりまえを支えているモノや人々がいるのですね。

基礎や骨組みなどの構造体、そしてそれらを適切に設計し、施工する技術者たち・・・

ふだん暮らしていては、見えてこないし、なかなか気づかれにくいのですが、

建物はそんなふうにつくられていくのだなぁ・・・と思った、一日でありました。

帰り道。イチョウの並木が駅まで続く、田園調布の景色。

ブログ 雨のなかの水上お花見

2014 年 4 月 14 日 月曜日

先日、NDNでお花見と新メンバーの歓迎会を兼ねて

勝どきから船を出し、隅田川沿いに水上お花見会をしました。

咲くかどうか心配していた桜は、当日には満開近くまで開花していましたが

まさかの大雨。

「嵐の船出」というやつを、地で行くことになりました。

風も出てきて、揺れる小型船。

だ、だいじょぶかな~・・・?

一同、出発時は船酔いを心配していましたが、

動いてしまうと、そんなに揺れを感じなくなるのが不思議。

しばらくすると、頭上を次々と橋が超えていきます。

「清洲橋」と書かれた橋が見えたあたりで、

甲板に出ていた若手の構造設計担当・M氏が

「もう日本橋だよ。反対側は清澄公園があるはず」

と言いました。

船上からはいつのまにか出発時の不安が消え、

一同だんだんと軽い興奮に包まれていくのでありました・・・!

(お酒も盛り上がってきました・・・!)

やがて、隅田川沿いに桜並木が現れはじめました。

水辺と桜というのは相性が良いですねぇ・・・

特に夜の桜は、昼間見るのと全然違って見えます。

スカイツリーのふもと、浅草まで来た頃には

雨もほとんど止んでいて

気が付くと、まわりにはたくさんの赤や黄色のあかりをつけた屋形船が

あちこちに浮かんでいました。

やっぱり日本人はお花見が好きなんですね~。

隅田川クルーズ、楽しかったです。

もう船に乗っていること自体が楽しかったのですが

水上から見える東京の風景も、とても新鮮!なのです。

これからの季節にはちょうどいいかも知れません。

まだ、という方はぜひ天気の良い日に(笑)トライしてみてはいかがでしょう?